アニメ『ウマ娘プリティーダービー』のOPやED、各回についての元ネタ記事はこちらからどうぞ!
アニメ第6話の元ネタと解説
第6話では
日本ダービーに挑戦し、
同着優勝となった
スペシャルウィークこと
スぺちゃん。今回は
サイレンススズカとお祭りを楽しみます。
アニメの第6話でも、
現実の競馬をモチーフとした数々の
元ネタが存在しています。ここでは第6話の流れに沿いながら、元ネタを解説していきます!
宝塚記念の回想
冒頭ではスぺちゃんがお母ちゃんへ向けての手紙を書いています。
手紙の内容は
宝塚記念。サイレンススズカが
逃げ切り勝ち。
エアグルーヴは凄まじい勢いで追いかけますが
3着でした。
元ネタは
1998年宝塚記念。着順やエアグルーヴが猛追して届かない所も再現されています。
■キンイロリョテイ初登場!
この時
2着に入ったウマ娘。この時点では名前は出ていませんが
キンイロリョテイという名前がついています。
史実のモデル馬は
ステイゴールド。実は
ゴールドシップの父馬です。アニメ内では
別の馬扱いなのか、チームスピカとの絡みはありません。
史実では
2着に入る事が多い馬で、これ以降アニメのレース中に頻繁に顔を見せています。気になる人はチェックしてみるといいかも?
メジロマックイーンの入部
第5話でチームスピカに勧誘されていたメジロマックイーンが正式に加入。
ゴールドシップは楽しそうで、彼女の尻尾にピンクのリボンをつけるイタズラをします。
尻尾のリボンには元ネタがあり、競走馬の尻尾についていると「蹴り癖があるので注意」というのを示しているそうです。史実ではゴールドシップがつけていました。
サイレンススズカの旋回癖
海での合宿の回想シーンの後、サイレンススズカが明日のお祭りのルートをグルグル回りながら考えているシーン。
史実のモデル馬が左回りに旋回する癖を持っており、それを再現しているようです。
秋のファン大感謝祭!
秋のトゥインクルシリーズ、ファン大感謝祭が開催!
他のスピカのメンバーは先に行ってしまったので、スぺちゃんはサイレンススズカと回ることに。
ヒシアマゾンとナリタブライアン
看板を持っている
ナリタブライアンと子供の頭をなでる
ヒシアマゾン。子供たちと遊んでいるようです。
史実でのヒシアマゾンはその強さから
女傑と呼ばれており、ナリタブライアンも同じく圧倒的な強さで
シャドーロールの怪物と呼ばれていたりしました。
ウマ娘では2人とも優しそうですね。
リギルの執事喫茶
マチカネフクキタルの占い
メジロマックイーンを占うのは
マチカネフクキタル。福来るという名前からなのか、
占いが大好きなウマ娘になっています。
横で見ているのは
メイショウドトウ。テイエムオペラオーに敗れてのGⅠ2着が何回もあり、そのためかウマ娘でもちょっと
ネガティブみたいです。
エイシンフラッシュとナイスネイチャ
サイレンススズカに
エイシンフラッシュと
ナイスネイチャが話しかけるシーン。この3人は
毎日王冠で共に走るようで、それを楽しみにしているようです。
時代こそ違うものの、モデル馬にあたる3頭はそれぞれ毎日王冠へ出走したことがあります。
大食い大会は有馬記念!?
ドーナツ大食い大会をしているのは画像の左から
タマモクロス、
スーパークリーク、
オグリキャップ。司会進行はイナリワンがやっています。
この大食い大会の元ネタは
1988年の有馬記念です。食べている3人が全員出走しており、タマモクロスとオグリキャップが共に芦毛である事から
芦毛対決と呼ばれました。
大食い大会は審議の結果、1位オグリキャップ、2位タマモクロス。スーパークリークはオグリキャップの皿に自分のドーナツを飛ばしてしまっており失格でした。
史実のレースではオグリキャップが半馬身差逃げ切る形で勝利。タマモクロスが2着で、スーパークリークは他馬の進路妨害をしたとして失格になっています。
サイレンススズカの海外挑戦
その日の夕方。スぺちゃん、サイレンススズカと話しているのは
グラスワンダーと
エルコンドルパサー。
グラスワンダーは毎日王冠が
怪我からの復帰戦となるようです。史実でもこのレースが復帰戦でした。
ちなみに後ろでたこ焼きを食べているのはオグリキャップ。今日大食い大会をしたばかりのはずなのですが凄い食欲です。
会話の中でサイレンススズカは、来年以降海外に挑戦する事を明かします。それを聞いたエルコンドルパサーは自分も毎日王冠に出ると宣言。
史実でもサイレンススズカには海外遠征が予定されていたようですが、決行はされていません。
■お好み焼き屋にも元ネタが
スぺちゃん達の元にスピカのメンバーが集まるシーン。メジロマックイーンはゴールドシップのお好み焼き屋を手伝ってきました。これにも元ネタがあります。
ゴールドシップに騎乗した岩田康誠騎手が中学生の時、姫路競馬場近くのお好み焼き屋にて、お客さんに「騎手を目指さないか」と勧められた事がきっかけで騎手を目指した、というエピソードがあります。
スズカがスピカへ来た経緯
お祭りが終わった夜。スぺちゃんに対してサイレンススズカが話をします。
話の内容は、走るのが子供の頃から好きだった、でもそれがチームリギルで厳しい練習で辛くなってしまった。チームスピカに移ってからは走るのがまた楽しくなっていった、という話でした。
史実では、武豊がサイレンススズカに大逃げをさせた理由として、走っている時が楽しそうで好きに走らせたかったとのコメントがあります。
大熱狂の毎日王冠
サイレンススズカをはじめとした有力ウマ娘達が対決するという事で、毎日王冠にはGⅡとしては異例の大観衆が集まります。
元ネタである1998年毎日王冠では13万人が集まりました。これは2018年の日本ダービーの来場者数よりも多いです。史実の人気はサイレンススズカ、エルコンドルパサー、グラスワンダーの3強状態でした。
■ウマ娘達の走り方
レースがスタート。前傾姿勢で走るグラスワンダーと、直立姿勢で走るエイシンフラッシュ。走り方にはっきりとした違いがありますね。
これはモデルとなった馬の走っている時の首の上げ方を表現しているものと思われます。
最後の直線。エルコンドルパサーが食らいつきますが、それでも逃げるサイレンススズカとの距離を縮める事はできません。
毎日王冠の結果
最後までサイレンススズカが逃げ切り先頭でゴール!エルコンドルパサーは2着で初の敗北を喫しました。
史実でもサイレンススズカが2馬身半の差で勝利。エルコンドルパサーは2着ですが、3着とは5馬身差をつけており、こちらも強かったと言えるでしょう。
■実況のセリフの元ネタ
レース中、実況がサイレンススズカの事を「逃げて差す」「異次元の逃亡者」と話しています。前者はモデル馬に騎乗していた武豊騎手のコメント。後者はモデル馬の異名となっています。
■どこまでいっても逃げてやる
ゴールを過ぎても気がつかず、かなりの距離を走ったサイレンススズカ。走るのに夢中になっていたのでしょうか。
史実のレース実況に「どこまで行っても逃げてやる」というセリフがあり、それを再現しているのではないかという考え方もできます。
■ナイスネイチャの3着
ウイニングライブがあると話すナイスネイチャ。2着がエルコンドルパサーなので3着と思われます。
モデル馬は有馬記念3年連続3着というエピソードが有名なのですが、毎日王冠でも2年連続で3着でした。
レースの動画を振り返って悔しがるおハナさん。その横で大声で喜んでいるトレーナーさんを「うるさいっ!」と一喝して第6話は終了します。
アニメ第6話の感想
様々なウマ娘達の魅力が満載!
前半はお祭りでの大食い対決で笑い、後半は毎日王冠のレースで魅入ってしまいました。
今回初登場するウマ娘も多く、皆さんのお気に入りのウマ娘が見つかったり、あるいはモデル馬を知っている人が懐かしんだりするのではないでしょうか。
サイレンススズカは毎日王冠も勝利し、ここまでアニメ内で走ったレースは全て勝利。今後もこの勢いが続くのかに注目していきたいですね。
第6話のお気に入りシーン
大食い大会の優勝賞品は大穴ドーナツ巨大ぬいぐるみ。優勝したのはオグリキャップでしたが、賞品が欲しくて参加したタマモクロスにぬいぐるみをあげました。
この賞品は東京競馬場の名物「大穴ドーナツ」が元ネタとなっています。オグリキャップの優しさが見えるシーンですね。
担当ライターのベストカット?
大感謝祭の中にチョコ人参の出店が。さすがに元ネタはないだろう・・・と思いつつ、調べてみました。
すると2017年に人参をフリーズドライさせ、そこにチョコを浸透させた「うさぎの魔法」という食べ物が発売されています。
出店に出るような作り方ではないので、元ネタかどうかは微妙です。ただ興味が出たので1度食べてみたいと思っています。
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