アニメ『ウマ娘プリティーダービー』のOPやED、各回についての元ネタ記事はこちらからどうぞ!
アニメ第4話の元ネタと解説
第3話では
皐月賞に挑むも、結果は
3着と負けてしまった
スペシャルウィークことスぺちゃん。次の
日本ダービーへ向けて
特訓します!
アニメ第4話でも、
現実の競馬をモチーフとした数々の
元ネタが存在しています。ここでは第4話の流れに沿いながら、元ネタを解説していきます!
冒頭ではスぺちゃんが体重計に乗り、自らの体重増(食べ過ぎ)に気づきます。
前話で解説しましたが、史実通りなら1か月で10kg太っている事に…
皆での食事
■スぺちゃんのご飯量の比較
グラスワンダーがスぺちゃんのご飯の量が減っている、と気づきます。しかしパッと見では分からないので画像で比較してみました。
1話と比較すると、確かに減っている事が分かりますね!また、おかずも1話と比べ1品減っている様子です。
ハルウララのデビュー戦
食事中に入ってきたのは
ハルウララ。
高知でデビューし、デビュー戦は
5着だったそうです。本人は走る事に喜びを感じており、また走りたいと話しています。
ちなみに史実のデビュー戦では
5頭立ての5着。つまり
最下位ですね。そしてこの後実に
100戦以上のレースを走る事になります。
■高知のおみやげとゆるキャラ
ハルウララがC組のメンバーにお土産グッズを配ります。カツオ、土佐犬、桂浜(坂本龍馬ゆかりの地)の提灯、鍋焼きラーメンと全て高知の名物や名所をモチーフにしたグッズを配りました。
また、鍋焼きラーメンにはゆるキャラのような何かが。これは高知県須崎市のゆるキャラ『しんじょう君』を元ネタにしたものと思われます。
エルコンドルパサーのCM
スぺちゃんがエルコンドルパサーの次のレースを聞くと、TVから彼女の次の出走レースであるNHKマイルカップのCMが流れます。
モデルとなった馬もデビューから4戦4勝して同レースに出走しています。
■CMの元ネタは?
CM自体の元ネタはJRA(日本中央競馬会)が2011年に放送したCMシリーズ『20th Century Boy』が元ネタと思われます。
内容としてはG1をそのレースで優勝した20世紀の名馬と共に紹介しており、エルコンドルパサーはジャパンカップ編で登場していました。
練習中のたい焼き屋
チームスピカでの練習中、メンバー達は偶然見つけたたい焼き屋へ。マネージャーさんのおごりなのですが、スぺちゃんは遠慮する様子を見せます。
史実の馬は草食動物なので当然たい焼きは食べません。しかし主な競馬場の1つに「小倉」競馬場があります。もしかしたらこれが元ネタかも?
スぺちゃんは体重が増えた事、ダイエットしている事を皆に話します。
しかしトレーナーさんは体重を何kg太ったかまで知っており、またスピカのメンバー達がダイエットの協力を申し出てくれました。
■スズカとトレーナーさん
トレーナーさんは
サイレンススズカに対し、出てほしいレースとして
宝塚記念、
毎日王冠、
秋の天皇賞と3つのレース名を挙げます。
史実でも
金鯱賞(第3話)⇒宝塚記念⇒毎日王冠⇒秋の天皇賞という順番で出走しました。
スピカの力を借りてダイエット!
そして
ゴールドシップはプールの
高飛び込みをさせようとします。
ライバルのセイウンスカイが先に飛び込む中、スぺちゃんは無理だと叫び戻ろうとしますが、
足を滑らせそのまま水中へダイブしてしまうのでした。
タイキシャトルとの模擬レースが決定!
スぺちゃんが負けた皐月賞のビデオを見て、何かに気づいたトレーナーさん。その後おハナさんに「果たし状」と書かれた紙を渡します。
果たし状の内容は、
タイキシャトルとスペちゃんで
模擬レースを行いたいというものでした。
おハナさんはしぶしぶといった様子ですがこれを了承します。
■日本最強の短距離馬
おハナさんはタイキシャトルを「日本一の短距離ウマ娘」と話し、トレーナーさんもそれを認めています。
史実のタイキシャトルは生涯戦績13戦11勝。出走したレースは全てマイル(1600m)以下でGⅠ5つを含む重賞8連勝を達成しており、短距離最強と言っても過言ではないでしょう。
いざ模擬レースへ!元ネタ、会場は?
模擬レースは実際には、競馬学校へ通う見習い騎手達の鍛錬の1つとして行われています。
しかし今回は2人のみで、ウマ娘の能力を引き出す為に行う事から、調教の一種で2頭以上を並ばせて走らせる「併せ馬」が元ネタと思われます。
史実ではスペシャルウィークとタイキシャトルは同じレースには出ておらず、所属も違うため併せ馬もしていません。よってアニメオリジナル展開になります。
■模擬レースの会場
模擬レースのコースはウッドチップ。レースでは使われませんが脚への負担が軽いため主に調教に使われています。模擬レース会場の元ネタとしては、
・開始直後の坂道
・ゴール板が無くトレーニング施設に見える
・航空写真が似ている
・タイキシャトルが走る=短距離
という点から、美浦トレーニングセンターの坂路コースと思われます。
■アメリカ式の挨拶
タイキシャトルはスぺちゃんの挨拶に対して「ハウディヨー(Howdy Yo)」とアメリカ式の挨拶で返します。これは史実のモデル馬がアメリカで生まれた外国産馬であるからと考えられます。
ゴールドシップの焼きそば屋
2人の模擬レースを見に来た観客に焼きそばを売るゴールドシップ。横にはそれを買ったと思われるオグリキャップの姿が。
なんと焼きそばにも元ネタがあります。ゴールドシップに数度騎乗していた岩田康誠騎手が、競馬のイベント時に手慣れた手つきで焼きそばを売った事があり、それが元ネタと思われます。
スぺちゃん、模擬レースで学ぶ
2人の模擬レースが開始。スぺちゃんはなんとかタイキシャトルの後ろにつき、スリップストリームに入りました。
スリップストリームはトレーナーさんの説明通り、前の馬の真後ろについて走る事で空気抵抗が少なくなり、走りやすくなります。マラソン等競馬以外のレースでも広く使われています。
■ピッチ走法
相手の脚と走る音から、スぺちゃんは自らの走る歩幅を狭くし、脚の回転数を増やすピッチ走法に変えます。坂でもペースが安定する、負担が少なく故障しずらいといった利点がある走り方です。
この反対で歩幅が大きいのをストライド走法と言います。負担が増え筋力が必要とされますが、比較的スピードを出しやすい利点があります。
ちなみにこの2人、モデルとなった馬は共にピッチ走法ではないので、この展開はアニメオリジナルのものであると考えられます。
最後は惜しくも負けたスぺちゃんですが、大きな収穫を得ました。タイキシャトルにとっても良い模擬レースになったようです。
エルコンドルパサーのレース
エルコンドルパサーが出走するNHKマイルCがスタート。スピカのメンバー達はTVで観戦。
史実のレースは1998年NHKマイルC。エルコンドルパサーが優勝しています。
史実通りエルコンドルパサーが1着。5連勝、無傷のGⅠ制覇を成し遂げました。実況が「強いものは強い!」と話していますが、これは史実レースでの実況のセリフを再現しています。
ダービー出走でIF展開へ
おハナさんは、レース後にエルコンドルパサーを日本ダービーに参戦させる事を発表。それを聞いたスぺちゃんが気合を入れた所で第4話は終了します。
モデルとなった馬は、当時の日本ダービーが外国産馬は出られない決まりであった為、出走していません(今は外国産馬も出走可)。よってエルコンドルパサーのダービー出走はif(もしも)の展開となります。
アニメ第4話の感想
史実とオリジナル展開が混ざり合う!
アニメも中盤に入ってきて、次回はいよいよ日本ダービーが始まります!
今回はスぺちゃんのピッチ走法習得や、エルコンドルパサーのダービー出走と、だんだんアニメオリジナル展開が増えてきました。
史実を知っている競馬ファンでも展開が読めなくなってきたと思います。次回以降も楽しみですね!
第4話のお気に入りシーン
ダイエットの話から突然足を触り始めるトレーナーさんに4人のキックが炸裂!
毎回ノルマのように蹴られている気がします。
担当ライターのベストカット
タイキシャトルを追いかけるうちに笑顔になるスぺちゃん。
苦しいこともあるだろうけど、やっぱり楽しく走ってほしいと思います。
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