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アニメ第11話の元ネタと解説
第10話ではスぺちゃんこと
スペシャルウィークが
秋の天皇賞で見事な勝利。京都大賞典の大敗からの復活を果たしました。
今回は
左脚の骨折を乗り越えた
サイレンススズカが、
1年1ヵ月ぶりとなる復帰戦に挑む様子が描かれます。
アニメ第11話でも、
現実の競馬をモチーフとした数々の
元ネタが存在しています。ここでは第11話の流れに沿いながら、元ネタを解説していきます!
ブロワイエのジャパンカップ参戦
凱旋門賞で
エルコンドルパサーに勝利した
ブロワイエが、東京で行われる
ジャパンカップへの参戦を表明。
彼女の元ネタ馬である
モンジューも、凱旋門賞後にジャパンカップに出走しています。
ジャパンカップは
国際招待競走であり、外国馬が出走する場合、その陣営の輸送費や滞在費といった費用を
JRA(日本中央競馬会)が負担します。
■ブロワイエの順調な調整
ブロワイエが来日して、順調に練習、調整を行っているシーン。
史実のモンジューは真逆であり、日本への輸送の疲れが取れず、調整不足でジャパンカップを迎えます。
モンジューの陣営はレース前日の取材に「体調が戻るまであと3日はかかる」「早く連れてくればよかった」とコメントしていました。
サンバイザーの元ネタ
サイレンススズカの復帰戦では、調子を上げてきている
サンバイザーというウマ娘が出走します。
サンバイザーの元ネタは1999年の
キャピタルステークスに出走した
サンフレア。同レース前に
2連勝しており、調子を上げていました。
■流れるコメントと「アイッター」
ジャパンカップが話題となり、画面にコメントが流れているシーン。
動画配信サイト「ニコニコ動画」が元ネタと思われますが、その中で一瞬だけ「アイッター」という謎の文字が映ります。
「アイッター」はTVアニメ『ヒナまつり』でよく出てくるフレーズ。ヒナまつりとウマ娘のアニメ監督が同じであることから、遊び心で入れられているようです。
サイレンススズカの復帰戦
チームスピカの練習シーンを経て、いよいよサイレンススズカの復帰戦がスタートします。レース場には彼女の復帰戦を見るために多くの観衆が集まりました。
元ネタは1999年のキャピタルステークスですが、サイレンススズカの怪我からの復帰はアニメオリジナルの展開なので、この出走も当然アニメオリジナルとなります。
■念のポーズの元ネタは?
サイレンススズカの勝利を願う
ゴールドシップが念を送るシーン。
漫画
『ドラゴンボール』のかめはめ波のポーズのように見えますが、この後に
トウカイテイオーが跳ねながら拳を突き上げるポーズをしました。
2つのポーズから元ネタはゲーム
『ストリートファイター』シリーズの
波動拳と昇竜拳と思われます。
サンバイザーのセリフ
サイレンススズカに「オープン特別だからってなめてもらっちゃ困るのよ!」と話し、宣戦布告をするサンバイザー。
上記の画像は第1話でレースのクラス分けを解説するシーンより。GIを勝っているサイレンススズカにとっては、本来ならばオープン特別は楽勝のはずです。
しかし第9話の元ネタでも解説したように、怪我明けのレースは体力面・精神面共に難しく、サンバイザーの言う通りなめてかかってはいけないレースと言えるでしょう。
サイレンススズカの出遅れ
レースがスタートし、サイレンススズカは出遅れて最後方からレースを進めます。
元ネタとなった馬は大逃げで有名でしたが、実はデビューから日本ダービーまでの5レースは大逃げをしていませんでした。
良い所なく終わるかと思われたサイレンススズカですが、最後の直線で一気に他のウマ娘を抜き去っていきます。
第9話の合宿の際に、猛スピードで他のスピカメンバーを抜き去るシーンがあり、その経験が生かされているのかもしれません。
復帰戦の結果
サイレンススズカはサンバイザーもあっという間に抜かし、最後は独走で勝利!東京レース場は大歓声に包まれ、トレーナーさんの目には涙が。
史実ではサンバイザーの元ネタ馬、サンフレアが勝利しています。
■サイレンススズカの人形
サイレンススズカの完全復活を喜ぶ観客の中に、人形を持っている人の姿が見えます。
アニメ第7話、サイレンススズカが怪我をした秋の天皇賞では、レース前に彼女のマスコット人形が完売しているシーンがありました。
この人は7話の時点でマスコット人形を購入し、今回の復帰戦まで大事に持っていたのかもしれません。
レース後のサンバイザー
レース後、サンバイザーはサイレンススズカに負けを認め、去り際に「いつかまた一緒に走ってください」と話します。
実は彼女の元ネタ馬であるサンフレアは、キャピタルステークスから3ヵ月後のレース中に故障。1年4ヵ月の休養後に復帰するもその後は勝てずに引退しました。
その史実での経歴から、復活勝利を目指すサイレンススズカを敵視していたのかもしれません。
■祝っている場所は検量室
サイレンススズカが他のウマ娘たちから祝福を受けるシーン。この場所は検量室と思われます。
ここは騎手の体重を測定し、レース前後で大きく変化していないことを確認する場所。ウマ娘には騎手がいないので、ウマ娘の体重を確認しているものと思われます。
■ジャパンカップのゲート
第11話のラストは、ジャパンカップがスタートする場面で終わります。この時ゲートの9番の数字が飛んでいました。
これは元ネタである1999年のジャパンカップで9番のアルボラーダが出走を取り消したのを再現したものと思われます。
アニメ第11話の元ネタは以上となります。
アニメ第11話の感想
サイレンススズカ、完全復活!
復帰戦を圧勝したサイレンススズカ。今回は大逃げは見れませんでしたが、次回以降でまた見れるのでしょうか。スペシャルウィークと共に走る日も近そうです。
そして次回はスペシャルウィークがジャパンカップに挑みます。ブロワイエを相手に勝てるのか注目です!
ライターのベストカット
レース後に最高の笑顔で、これからもよろしくお願いしますと話すサイレンススズカ。それを受けてまた泣いてしまうトレーナーさん。
1年1ヵ月はとても長かったんだな、と強く感じるシーンでした。
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