アニメ『ウマ娘プリティーダービー』のOPやED、各回についての元ネタ記事はこちらからどうぞ!
アニメ第1話の元ネタ
競走馬を擬人化したかわいいウマ娘が大活躍!話題沸騰のアニメ『ウマ娘プリティーダービー』。
実は本作には、現実の競馬をモチーフとしていることから数多くの元ネタが存在しています。
ここからはアニメの流れに沿って、一つ一つ解説していきます!
スペシャルウィークの前髪
物語は主人公スペシャルウィークが日本一のウマ娘を目指し、トレセン学園へと電車で上京してくるところから始まります。
ここで気になる前髪について。
前髪の一部が白いのは、実際にJRAで活躍したスペシャルウィークの額にあった流星を意識してデザインされたようです。
東府中駅から東京競馬場まで
その後、間違って1つ手前の東府中駅で降りてしまったスペシャルウィークは、東京競馬場まで走って行くことになりました。
実際の最寄り駅は、府中競馬正門前駅であり位置関係は現実と同じようです。
現実では、東府中駅から競馬場までの距離は1.3Km。
一般的に競走馬は時速60Kmで走っていますので、1分半程で到着したと思われます。
東京競馬場
そして到着した東京競馬場は、「フジビュースタンド」という国内で1番大きなスタンドがある日本を代表する競馬場です。
背景や建物など、細かなところまでかなり忠実に再現されています。
また、フジビュースタンドという名前は、富士山を眺望できるスタンドであることから名付けられました。
■黄金の像
現実の東京競馬場には、黄金の馬と呼ばれる
アハルテケという馬種の金の像が置いてあります。
府中競馬正門前駅の改札を出ると、すぐ目の前にあり、周辺にはベンチが整備され、待ち合わせ場所としての目印にもなっています。
【砂漠を駆け抜ける黄金の馬】
約3000年前の昔、抜群の持久力と暑さに対する抵抗力を備えた馬が、イラン北部の砂漠地帯で飼われ始めました。
大胆で忍耐強く、流麗な走りを見せるこの馬はアハルテケと呼ばれ、現在も馬術競技で活躍しています。
金色に輝く毛並みを風になびかせて走るアハルテケは、世界で最もめずらしく、かつ美しい馬と言えるでしょう。
サイレンススズカの耳カバー
その後、パドックに登場した
サイレンススズカは、
緑色のカバーを着用しています。
おそらく史実のサイレンススズカが着用していた
緑色のメンコを表しているのでしょう。
また、白いヘアバンドは
白い頭絡を再現しているのだと思われます。
解説は細江純子さん
また、解説で登場したのは細江純子さん。
細江さんは、初のJRA女性騎手としてデビューして、現在は競馬評論家として活躍中です。
競馬中継で解説者としても活躍しています。
ゼッケンの配色
パドックでお披露目後、レース直前です。
実際のJRAでのレースで馬につけるゼッケンの配色には決まりがあります。
・一般競争:白地に黒文字
・特別競走:黒地に白文字
・G3競争:深緑地に白文字
・G2競争:深赤地に白文字
・G1競争:深青地に白文字
・クラシック競走:深青地に黄文字
・日本ダービー:白地に黒文字+金色の縁取り
今回は特別競走なので、黒地に白文字なので、ゼッケンの配色も再現されています。
サイレンススズカの登場レース
その後、レース本番へ。
元になったのは、1998年のバレンタインステークスです。
アニメと実際のレース展開はほぼ同じであり、スズカは大逃げで勝利しました。
また、スズカの番号が12番であり、1000mの通過が57.8秒というのも史実通りです。
スズカに続いて、2位・3位になった馬の馬番は1番と2番であり馬番も忠実に再現されています。
ウイニングライブ
レース終了後は、レースに勝った馬がライブを行いますが、現実ではウイニングランを行います。
ウイニングランとは、レースに勝った馬が勝利をアピールするためにコースを一周回ることです。
■現実でもウイニングライブ!?
キタサンブラックのオーナーである北島三郎さんがウイニングライブのようなことを行ったことがあります。
自信の馬が勝つたびに勝利者インタビューで「まつり」という曲を歌っていました。
クラス分け
お次はスペちゃんの初登校!
スペちゃんは、C組に転入しました。
同じクラスには、
セイウンスカイや
エルコンドルパサー、
グラスワンダーなどがいます。
クラスは生まれ年によって分けられており、C組は
1995年生まれのクラスだと思われます。
また、
ジュニアと
シニアでクラスが分かれています。
A~C組はジュニアクラス。C組は
ジュニア最年長クラスです。
■レースのクラス分け
その後、授業でレースのクラス分けについて学んでおります。
レースのクラス分けも実際の競馬と同じだと思われます。
C組からクラシック三冠レースに参加できることから、C組は
3歳馬のクラスだと予想できます。
学年でいうとC組は3年生なのかもしれません。
A組の
ウオッカがスペちゃんのことを「
スペ先輩」と呼んでいるので、A組は1年生、B組は2年生だと思います。
C組ウマ娘の外見的特徴
■セイウンスカイ
耳飾りは現実の勝負服カラーを再現しています。
髪飾りが菊の花のような形なのは、菊花賞を制覇しているためだと思われます。
また、耳飾りの模様が雲のようなものになっているのは、セイウン(青雲)スカイ(空)からの由来なのでしょう。
■グラスワンダー
額の上の髪が白くなっているのは、白斑を再現したものでしょう。
一部、白斑が欠けて茶色になってるところまで現実の馬を忠実に再現されています。
赤と青の縞模様の髪飾りは、勝負服から再現したものだと思われます。
■エルコンドルパサーのマスク
マスクのデザインは、現実の勝負服カラーを再現していると思います。
しかし、現実のエルコンドルパサーはマスクなどの馬具はつけていません。
公式サイトよると、「トレードマークであるマスクは父から譲り受けた大切な物。」とあります。
しかし、父であるキングマンボもマスク的なものはつけていません。
譲り受けた物といえば、額の流星ぐらいでしょう。
もしかしたら、流星を表しているのかもしれません。
また、「好きなものはプロレス観戦」とあります。
プロレス好きだからマスクをしているという可能性もあるのかもしれません。
ハルウララは例外?
ハルウララの髪色は、名前に合わせて
桜色にしたと思われます。
多くのウマ娘は、
髪色が馬の毛の色を再現したものとなっていますが、ハルウララは例外的に異なっています。
赤い耳カバーと白いリボンは、
キティちゃんのメンコを再現したものだと思われます。
また、ハルウララが出走していた高知競馬では、勝負服が馬主ではなく騎手によって決まっていたので、勝負服の要素がデザインに反映されていません。
大食いのオグリキャップ
そうして、授業を終えたスペちゃんは食堂へ!
スペちゃん達が食堂で談笑中、
オグリキャップは、背後に現れ、席に座っただけの登場ですが、ご飯の量に注目してください。
かなりの大盛りです。しかも、次の登場カットでは完食しており、わずか25秒の間でした。
これらのことからかなりの
大食いキャラということがわかります。
実際のオグリキャップも雑草もかまわず食べるなど食欲が旺盛で
大食いとして有名でした。
耳飾りで元の性別を表現!?
そして、チームリギルへの入団試験へ!
ここでは多くのウマ娘が登場しています。
ウマ娘はみんな女性ですが、元となった馬には牡馬も存在します。
ほとんどのウマ娘が装着している耳飾りの位置で元となった馬の性別が判別できると思われます。
元の性別が牡なら右耳に、牝なら左耳にそれぞれ装着されいます。
ハルウララの敗走っぷり
その後、チームリギルの入団試験が始まりました。
序盤から圧倒的な遅さを見せたハルウララ。
現実のハルウララも0勝113敗で連敗を重ねていました。
その遅さもしっかりと再現されています。
ゴールドシップの第一声
そして、入団試験は残念な結果に終わり、落ち込んでいるスペちゃんの前に現れた3人組。
ゴールドシップ・
ダイワスカーレット・
ウオッカは、サングラスにマスクという怪しい恰好で登場しました。
ゴルシは「
スカーレット、ウオッカ、やっておしまい!」と掛け声を発して、スぺちゃんをチームスピカの部室へと拉致します。
その時の掛け声は、『
タイムボカンシリーズ』の
ドロンジョ様のパロディかと思われます。
チームスピカの外見的特徴
拉致されたスペちゃんは、チームスピカの部室へ。
■ダイワスカーレット
青い髪飾りは、勝負服が青く、青いメンコをつけていたことが元になっていると思います。
また、ティアラをしているのはエリザベス女王杯を制覇したことや名前の由来となったスカーレットオハラが貴族だからではないかと思われます。
■ゴールドシップ
ヘッドホンのようなものを装着しているのは、ブリンカーを再現しているのでしょう。
また、現実のゴールドシップの馬体重が500kgオーバーだったことが胸の大きさにも影響していると思われます。
■ウオッカ
白い前髪に丸い穴が空いているのは、実際のウオッカの流星の形を忠実に再現したものでしょう。
宝石がついたアクセサリーは、勝負服を元にしていると思われます。
日本一のウマ娘とは
チームスピカのウマ娘たちが日本一のウマ娘とは何かについて答えが史実のエピソードに関係していると思われます。
ゴールドシップ「そりゃG1を勝つことだろ!」 芦毛馬としてJRA初のGⅠレース6勝馬 |
ウオッカ「俺はダービーだな!」 牝馬として64年ぶりの日本ダービー制覇 |
ダイワスカーレット「有馬記念だって!」 牝馬として37年ぶりの有馬記念制覇 |
サイレンススズカ「夢、見ている人に夢を与えられるような、そんなウマ娘」 ドリームレース宝塚記念制覇 |
アニメ第1話の感想
競走馬好きにはたまらない再現度!
まず、1話で登場した東京競馬場は建物から背景まで本物と見間違うほどの再現度でした。
馬要素に関しては競走馬の実名が使用されてたり、キャラデザにも実際の競走馬要素を取り入れてあり、実況や設定など細かなところまで史実を元に作られています。
競走馬好きの方は、細かいところの元ネタや史実との違いを探すという楽しみ方もできそうですね。
競馬を知らなくても楽しめる!
今作に登場するウマ娘はどれも個性的でかわいい!
第1話では、ウィニングライブなどアイドル要素もありました。
競馬を知らなくても、ウマ娘たちが夢に向かって頑張る姿を応援していくだけでも充分楽しめるでしょう。
かわいい美少女たちを眺めるだけでも楽しめるでしょう。
これを機にウマ娘に照らし合わせながら競馬を覚えていくのも良いでしょう。
ウマ娘には、色々な楽しみ方があると思います!
みなさんも自分自身の楽しみ方を探してみてはどうでしょうか。
第1話のお気に入りシーン
普通なら死んじゃいます
アニメでは、スペちゃんに蹴られたトレーナーは鼻血を出しただけで済みました。
実際に馬に蹴られたら間違いなく無事では済まないでしょう。
馬の後ろに立ってはいけないとよく言われています。
担当ライターのベストカット
チームスピカの勧誘の看板を見た時のスペちゃんの表情です。
この気持ち悪いものを見るような不快感丸出しな感じ・・・
たまらないです。
次回はデビュー戦です!
スペちゃんは、第1話のラストで1週間後にデビュー戦があることを突然知らされました。
第2話では、スペちゃんの記念すべきデビューのレースを見れることでしょう!
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