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アニメ第8話の元ネタと解説
第7話では
サイレンススズカが天皇賞でのアクシデントで
骨折。今回は彼女を心配する
スぺちゃんこと
スペシャルウィークと
グラスワンダーの対決が描かれます。
アニメ第8話でも、
現実の競馬をモチーフとした数々の元ネタが存在しています。ここでは第7話の流れに沿いながら、
元ネタを解説していきます!
冒頭ではトレーナーさんがスペちゃんを探しにサイレンススズカの病室へ。スペちゃんは中で眠っていました。
サイレンススズカはスぺちゃんがジャパンカップで負けた事と、毎日お見舞いに来て練習はできているのかを心配しています。
ジャパンカップ
ジャパンカップでスぺちゃんは
エルコンドルパサー、
エアグルーヴに負け
3着。悔しさから涙を流しています。
元ネタは
1998年ジャパンカップ。スペシャルウィークは一番人気に支持されるも、直線で
ステイゴールドに噛みつかれそうになるトラブルもあり
3着に終わりました。
ギプスに書かれた文字
サイレンススズカの左足のギプスには、様々なウマ娘からの
応援メッセージが書かれています。
ウイニングチケットは
蕁麻疹になる癖があったことから「ギプスがかゆくなりませんように」。
ナイスネイチャは
骨膜炎や骨折による休養・復帰を何度も経験していることから「退院最高」となっています。
WDT(ウインタードリームトロフィー)
年が明け、テレビではWDT(ウインタードリームトロフィー)の特集が。WDTは現実には存在しない架空のレースです。
GⅠレースより上のグレードとして年二回行われ、夢のようなメンバーで行われるレースであると作中で語られています。
チームスピカのメンバー達は一堂に会し新年会を行います。サイレンススズカは足のギプスが取れており、順調に回復しているようです。
新年会での小ネタ
新年会でのスピカメンバーの私服ですが、モデル馬に騎乗した騎手の勝負服を意識した配色となっています。
新年会の準備をしていたトレーナーに「お前らに家庭的なものを望んだのが間違いだよ」と言われ、怒って技をかけるウマ娘たち。
メジロマックイーンがかけている技は、
スピニングトーホールドというプロレス技で、漫画
「キン肉マン」に登場する
テリーマンの得意技です。
彼女は以前にもキン肉マンが元ネタの技を使っているので、ファンなのかもしれません。
■WDTのメンバーと結果
初詣の神社の元ネタ
夜になり、スピカメンバー達は初詣のために神社へ。
この神社は滋賀県近江八幡市の賀茂神社が元ネタとなっており、EDのクレジットにも「協力」として神社名が入っています。
■賀茂神社とは
賀茂神社は日本初の国営牧場が作られた土地であり、日本で初めて馬の繁殖と調教が行われた場所です。
境内には日本一大きな神馬像が置かれており、馬の霊が宿る「馬の聖地」とも言われています。
サイレンススズカの回復
初詣の効果もあってか、春になるとサイレンススズカはリハビリを経て歩けるようになります。
その後は軽くではあるものの走れるようになり、チームの練習にも参加できるようになりました。
スぺちゃんは宝塚記念を目前に控えているのですが、復帰を急ぐサイレンススズカのことが気になり練習に集中できないようです。
■史実ではこの間大活躍のスぺちゃん
アニメでは描かれませんが、史実のスペシャルウィークはジャパンカップから宝塚記念までの間に出た3つのレースを
全て勝利しています。
春の天皇賞では
セイウンスカイにも勝利しており、アニメで描かれないのが勿体ない程の活躍と言えるでしょう。
エルコンドルパサーの海外遠征
スぺちゃんは昼食を共にしていたグラスワンダーに、海外にいるエルコンドルパサーから届いた手紙を見せてもらいます。手紙にはイスパーン賞で惜しくも2着であった事が書かれています。
史実でもエルコンドルパサーはこのレースで2着。その後はフランスで4戦した後、引退。日本のレースに戻ることはありませんでした。
グラスワンダーは宝塚記念でのスぺちゃんとの対決を楽しみにしているのですが、サイレンススズカの事ばかり見ているスぺちゃんを見て、何か思う所があるようです。
後ろでは毎話お馴染みとなりつつあるオグリキャップの食事姿が。
宝塚記念がスタート!
宝塚記念当日。どこか上の空のスぺちゃんに対し、グラスワンダーはトレーナーのおハナさんが驚くほどの気合いを見せます。
元ネタは1999年宝塚記念。史実ではスペシャルウィークとグラスワンダーで人気を二分しており、アニメでもこの二人の対決が注目されています。
■様々なウマ娘達が出走!
グラスワンダーの作戦
レースの途中、スぺちゃんはグラスワンダーを探し周りを見渡します。しかし彼女はスぺちゃんの真後ろにつけており見つからず。
史実でもグラスワンダーは真後ろにつけており、スペシャルウィークに騎乗していた武豊騎手が辺りを見回すシーンがありました。
グラスワンダーはスペちゃんの真後ろに位置取り、タイミングよく仕掛けて一気に抜き去る作戦を取ります。
これは史実で的場均騎手がとった作戦を再現したものと思われます。
宝塚記念の結果
直線でグラスワンダーはスペシャルウィークを並ぶ事なく抜き去り、そのまま先頭でゴール!スぺちゃんは3馬身差離されての2着。着順と着差は史実通りです。
実況は「やはり怖かったグラスワンダー」と話しており、史実の「やっぱり怖かった的場(騎手)」という実況を再現しています。
負けたスぺちゃんに対し、グラスワンダーは「私はスぺちゃんだからこそ全力でした。スぺちゃんは、私に全力で来てくれましたか?」と話し、その場を後にします。
その晩、スぺちゃんは穴の前で待っていたトレーナーさんと話をします。
話の中で目標を問われたスぺちゃん。サイレンススズカの事ばかり気にしていた為に、お母ちゃんとの「日本一のウマ娘になる」約束を忘れていた事に気が付きます。
約束を思い出したスぺちゃんは、秋のレースを全て勝つ事トレーナーさんと共にを胸に誓うのでした。
アニメ第8話はここで終了となります。
アニメ第8話の感想
負けてからの成長に期待
グラスワンダーに負けてしまったスぺちゃん。主人公とはいえ勝ちばかりではなく、負ける時もあり、都度成長していくのが描かれるのがとても良いですね。
サイレンススズカは復帰レースも近そう。史実では走れなかったレースに出るのかが楽しみです!
担当ライターのベストカット
スぺちゃんを抜き去る瞬間のグラスワンダー。カッコイイどころか男前!
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